財津和夫 福岡シティ銀行

 

1992年の福岡シティ銀行の九州ローカルCM。福岡県福岡市に本店を置く第二地方銀行だったが、2004年に西日本銀行に吸収される形で現在の西日本シティ銀行になった。

財津和夫は当時44歳。24歳でメジャーデビューした「チューリップ」は一時解散していた時期にあたるが、ソロシンガーや作曲家、俳優として幅広く活躍していた。

2017年に大腸がんを告白したことは記憶に新しい。「チューリップ45周年ツアー」は4公演が中止となり、治療に専念している。

本木雅弘 富士銀行

 

23年前のCM。

もっくんこと本木雅弘は当時まだ29歳なので非常に若々しい。新入社員の役がぴったりはまっている。元シブがき隊と説明しても、デビューからわずか6年後の1988年には解散してしまったので、最近の若者には通じないかもしれない。22歳でアイドル歌手を卒業後は俳優として活躍している。

 

当時の富士銀行は日本興業銀行との合併によって生まれたみずほコーポレート銀行を経て、旧みずほ銀行との統合で現在のみずほ銀行になった。

ムロツヨシ りそな銀行

 

ムロツヨシは神奈川県出身の俳優。42歳。

大学中退後、10年ほどの下積み時代を経て2005年に『サマータイムマシンブルース』で映画デビュー。当時29歳。遅咲きながら、人気ドラマ『踊る大捜査線』シリーズに出演するなど、活躍の幅を広げている。

 

このCMは銀行の違いを知らない人に向けて「銀行を、えらぼう。」と訴えているのだけれど、違いを知れば知るほど、りそな銀行には特筆すべきメリットがないことがわかってがっかりするのではないだろうか。

生駒里奈 百十四銀行

生駒里奈乃木坂46の1期生。22歳。一時AKB48を兼任していたこともある。2018年1月18日に乃木坂46からの卒業を発表した。

 

百十四銀行香川県高松市に本店を置く地方銀行。読み方は「ひゃくじゅうし」銀行。

同じく名前が数字の銀行、七十七銀行でもまったく同じCMが使われているので一見グループ企業のようにも見えるが、両行の間に特に関連が見当たらないのが不思議なところ。CMの制作費を割り勘にして経費を節約したのだろうか。

石原さとみ、山﨑賢人 三菱東京UFJ銀行

 

 

つみたてNISAとは少額投資非課税制度のことで、年間40万円の枠内で投資信託に積立投資を行うと、分配金や売却益が最長20年間非課税になるというもの。資産形成中の勤労世代にとって利用価値が大きい制度なので、最近口座数が急増している。

 

しかし、三菱東京UFJ銀行のつみたてNISA用投資信託はわずか12本しか用意されていないので、証券各社の多彩なラインアップと比べると見劣りする。既にメインバンクとして利用しているのでもないかぎり、わざわざ口座を新規に開設するメリットは薄いだろう。

SMBCモビット 竹中直人、夏菜

 

三井住友銀行を中心とするSMBCグループ傘下の消費者金融モビットのCM。100%親会社のSMBCコンシューマーファイナンスは、かつてのプロミス。こちらもテレビCMをバンバン流していたことで有名な会社だった。

 

竹中直人スマホでピザを注文すると、夏菜がバイクで宅配に駆けつける。夏菜が乗っているバイクは、イタリアの有名メーカーDucati製の899パニガーレというモデル。Ducatiといえば赤か黄色が多く、緑色は珍しい。

伊達公子 伊予銀行

 

伊予銀行愛媛県松山市に本店を置く地方銀行で、伊達公子の公式スポンサー。

近隣県のほか、東京、大阪、神戸、名古屋などにも支店がある。

 

伊達公子は今年9月に46歳で二度目の引退をしたことが話題となった元プロテニス選手。

一度目の引退はなんと21年前で、その後12年間のブランクを経て37歳で現役復帰しただけでなく、そこから10シーズンもプレイを続けた。一度目の引退がなければどれだけの成績が残せたのだろうかと思わずにはいられない。